ロ軍幹部が小野寺防衛相をけん制、“北朝鮮”解決で連携求めるも

小野寺防衛大臣はロシア軍のゲラシモフ参謀総長と会談し、北朝鮮問題の解決に向け連携を求めたの対し、ゲラシモフ氏は「外交的な解決を図るべきで、北朝鮮周辺での訓練はヒステリーを高めるだけだ」とけん制しました。

「北朝鮮問題に対して、北朝鮮に大きな影響力をもつロシアと、日本はこれからも連携していきたいと思っています」（小野寺五典 防衛相）

小野寺防衛大臣はロシア軍のゲラシモフ参謀総長と会談し、北朝鮮による核やミサイルの開発を止めさせるようロシア側への協力を求めました。これに対しゲラシモフ氏は、「ロシアは、北朝鮮による核・ミサイル開発は批判している」と述べた一方で、「北朝鮮周辺での軍事訓練はヒステリーを高めるだけで状況を不安定にする」とけん制しました。

また、政府が新たに導入する地上配備型イージスシステム「イージス・アショア」についても、小野寺大臣が「純粋な防御システムであり、ロシア含め周辺諸国に脅威を与えるものではない」と説明し理解を求めたのに対し、ゲラシモフ氏は「日本の立場は理解する」と応じたということです。

tbs