turnpike gate


 ヴィクトリア朝時代の「少年達は、11歳になると軽犯罪でも大人として扱われていた。以下の写真は1870年代初頭にイギリス・ニューカッスルで撮影された、子供達のマグショット。いくつかの写真では、「罪人の肖像」とは記されてはいないので、年鑑か何かの画像かと間違えてしまいそうになる。

 これらの写真は、1871年12月から1873年12月までの間に撮られた物だ。彼等はニューカッスルの刑務所に囚人として収監され、きつい労働を強いられた。罪状は少額の窃盗などが殆どだった。

 写真に映る彼等の表情は明らかに沈痛そのものだ。個々人の人生の詳細は解らないものの、ヴィクトリア朝の英国から強いられる貧困、堕落感からの自暴自棄による行動だったのだろう。

Child mugshots of the 1800s were like a depressing episode of The Little Rascals




1
氏名不詳
16歳当時、刑務所の出入りを繰り返していた。
この時は、シャツを盗んで2ヶ月の
処罰

2
Mary Catherine Docherty
共犯者と共に鉄を盗んだかどで、収監された後に7日間の重労働。
以下が共犯者。
original



3
Henry Leonard Stephenson (12歳)
家宅侵入罪。1873年に2ヶ月間の服役。

4
Henry Miller (14歳)
衣類の窃盗。14日間の重労働。

5
Michael Clement Fisher (13歳)
家宅侵入罪。2ヶ月間の服役。

6
James Scullion
衣類の窃盗。14日間の重労働。

7
Margaret Cosh
衣類の窃盗。2ヶ月間の重労働。

8

Richard Rimmington
パイプの窃盗。14日間の重労働。